・羽毛布団をリフォームされる理由は? | |
東京都大田区にお住いのI.A.様より、『今の羽毛布団が真冬でも暑くて使えません。思い出はないですが、捨てるのはもったいないので、使えるようにしたいです。1枚を薄くするのか、2枚作るのかは相談したいです。家族は大人が二人いるので、経済的に割のいいほうにしたいと考えています。』とお問い合わせをいただきました。 |
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・羽毛布団の診断結果は? | |
お送りいただいたおふとんは、シングルサイズの冬掛けです。 生地は綿100%で当店の60番手サテン織程の柔らかなお生地です。 羽毛はハンガリー産ホワイトグースのハンドピック(手摘み)でダウン率が93%、充填量は1.2kgと品質表示ラベルに書かれてありました。診断したところ、ふとん内で丸まってしまった羽毛(ピリング)が多少見られますが、傷みは殆ど無い状態ですので、今回洗浄は特に必要ないと診断しました。 キルト縫製は表が3 x 5マス、裏が4 x 5マスの二層式(ツインキルト)です。このツインキルトは保温力がとても高く、特に寒冷地にお住いの方にはお勧めするキルト縫製ですが、I様は東京でマンションにお住まいですので、このキルト縫製が暑すぎる原因になったと思われます。 |
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・羽毛布団をリフォームして どの様な羽毛布団に仕上げますか? | |
診断結果をご報告し、次にお作りするおふとんについて相談したところ、羊毛の毛布をお持ちで枚数を重ねることで保温力を調整させたい、という事でした。 そこで、今回は羽毛をおふとんから取り出し、洗浄せずに少し薄めの合掛けを2枚お作りすることになりました。 生地は230本ブロードをお選びいただき、キルト縫製は5 x 6マスでマチ高3cmで羽毛量は取り出した羽毛を調度2分割の530gずつで2枚に仕上げます。 230本ブロードは以前お使いいただいていた生地よりも少し硬くはなり、当初はゴワゴワとした感じがありますが、お使いいただいている間に生地がこなれて柔らかくなることをお伝えしました。 |
・今回のリフォームのコースは | |
・側生地の交換コース | |
・今回のリフォーム価格の詳細 | |
ぶ厚いシングル羽毛布団を薄い羽毛布団2枚にリフォーム ・羽毛布団の解体費:シングル 2,700円 ・羽毛洗浄費:無し ・新調の側生地:230本ブロード 7,500円 x 2枚 = 15,000円 ・羽毛の充填加工費:シングル 2,700円 x 2枚 = 5,400円 ・足し羽毛:無し ■合計金額は、¥23,100.-(税別)となりました。 |
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・その他 | |
今回のリフォームは、羽毛布団が2層式のツインキルトなので、布団が膨らんみ過ぎて暑くて使えないとお悩みの羽毛布団でした。 「使わないのは勿体ないので使いたいけれども、予算もあるし安くリフォームをしたい」とのご希望でした。 羽毛の傷みが少ない場合は、側生地の交換だけでサイズや仕様の変更も出来ます。 側生地もシングルサイズでしたら@¥7500/枚からご用意していますのでご相談ください。 |