こだわりのキルト縫製

「キルト縫製」は、羽毛ふとんの構造になります。

この構造によって羽毛ふとんの保温性・快適性が大きく変わります。

上質な羽毛や側生地を使用しても、適したキルト縫製で無ければ羽毛が傷みやすくなったり保温性が低下して意味がなくなります

その為、使用する方の体質や使用方法・お住まいの環境に応じて適したキルト縫製に仕上げる事が大切です。

それでは、グートンこだわりのキルト縫製についてご案内いたします。

羽毛布団のキルト縫製とは?

羽毛を入れるマス目の形・大きさ・数や仕様(2層式・マチの有無)等の縫製をキルト縫製と呼びます。

このキルト縫製の違いによって、羽毛布団の機能性が大きく変わります。

その為、サイズや羽毛量、羽毛布団の種類に合ったキルト縫製で作らなければ、折角上質な羽毛や生地を使用しても快適性を損なってしまいます。
 
縫製構造のマチ

マチやマチ高とは?

表と裏の生地の間に「マチ」を設けて立体構造に仕上げます。

このマチを垂直に縫製して立体構造に仕上げる事で、羽毛が膨らんでしっかりした空気層を作る事ができて保温性の高い羽毛布団に仕上がります。

また、このマチの幅(高さ)を「マチ高」と呼び、羽毛量に合わせて適したマチの高さに仕立てる事が大切です。

写真の白い生地が「マチ」です。
 
上部と下部の生地をつないでいる白い生地の部分がマチです。

一般的な立体キルト縫製

一般的な冬用の羽毛ふとんに使用される立体キルト縫製です。

シングルサイズの場合、横4×縦5マス(計20マス) マチ高5cmが一般的なキルト縫製です。
 
シングルの羽毛布団のヨーロッパキルト縫製

グートンお勧めの立体キルト縫製

一方、グートンでは少し細かくしたマス目で仕上げています。

グートンお勧めのキルト縫製(冬用レギュラーの場合)
シングルサイズの場合:横5×縦6マス(計30マス) マチ高7~8cm

一般的な立体キルトよりもマスの数が多くなる事で、身体にとてもフィットした羽毛ふとんに仕上がります。

 

一般的なキルト縫製とのフィット性の違い

次の写真をご覧ください。

・一般的なキルト縫製:4×5マス
・グートンお勧めキルト縫製:5×6マス

一般的なキルト縫製は横が4マスしかない為、隙間が出来やすい構造です。

一方、グートンお勧めのキルト縫製は身体にとてもフィットしている事が分かります。

フィット性には側生地の品質も影響しますが、羽毛や側生地だけでは無くキルト縫製も羽毛布団の快適性を左右する大きな要素の1つです。
 

グートンお勧めのキルト縫製一覧

羽毛ふとんの種類別のグートンお勧めのキルト縫製をご案内いたします。

【シングルサイズの場合】

種類(厚み) マスの数 マチの高さ
冬用レギュラー 5×6マス 7~8cm
薄め冬用 5×6マス 6cm
厚め冬用 5×6マス 9~10cm
春秋用合掛け 5×7マス 4~5cm
夏用肌掛け 6×8マス 2cm


その他、ご希望のキルト縫製でもお作りします。お気軽にご相談ください。

羽毛布団の側生地、エレガントキルト縫製の羽毛布団

オールシーズン2枚合わせ(春秋用+夏用)の羽毛布団

体感に合わせてオールシーズン1組で使用できる羽毛ふとん

春秋用合掛けと夏用肌掛けをホックで留める事ができる羽毛ふとんです。

真冬はホックで留めて1組で使用できるので、体感に合わせてこの1組でオールシーズンお使いいただけます。
 

2枚合わせのキルト縫製

春秋用合掛け:5×7マス 立体キルト
夏用肌掛け:6×8マス 立体キルト
(シングルサイズの場合)

別々のマスの数にする事で、2枚をホックで留めた時に縫製の位置が違います
その為、熱が逃げにくくなり保温性が更に高まります。
 
2枚合わせデュエットタイプの羽毛布団

その他のキルト縫製

ベッドキルト

ベッドでお使いの方用のキルト縫製

中央の身体が当たる部分は大きなマス目に仕上げ、羽毛を多く吹き込んで保温性能を高くします。
また、両サイドと襟元・足元のマス目を小さくすることでフィットしやすく、よりベッドの形に合わせたキルト縫製です。


※真ん中の部分の羽毛が移動して傷みやすくなりますので、通常の場合はマスの大きさが均等のグートンお勧めのキルト縫製をお勧めしています。

羽毛布団の側生地、ロイヤルキルト縫製

2層式(ツインキルト縫製)

寒冷地域にお住まいの方や寒がりの方向けの保温性能が高いキルト縫製

この「2層式(ツインキルト縫製)」は、羽毛ふとんの上部と下部が2層構造になっており、上部のマス目と下部のマス目をずらす事で熱が逃げにくく、しっかりと空気層を確保する保温性能が非常に高いキルト縫製です。

ただし、羽毛布団の中を仕切る生地にはポリエステルが使われていることが多く、どうしても構造上蒸れやすくなります
また、中地が入るために少し重くなります

その為、グートンではあまりオススメしておりません

薄型キルト

一般的な夏用肌掛けに使用されるキルト縫製

表地と裏地を叩き縫いして仕上げたキルト縫製です。
直縫いにする事で熱が逃げやすく、夏用肌掛けによく使用されます。
 
羽毛布団の側生地 薄型キルト縫製の羽毛布団
■羽毛布団と掛け布団カバーを結ぶループの数と位置

羽毛ふとんには、掛け布団カバーとを結ぶループを付けております。

・ジュニア・介護用~ダブルサイズ→通常8ヵ所
(4隅1ヵ所ずつ+えり元足元・サイドにもう1ヵ所ずつ)

・クイーン~ワイドキングサイズ→通常12ヵ所
(通常8ヵ所+えり元足元にもう2ヵ所ずつ)

※ループの数や位置は、お使いのカバーやご要望に応じてお付けします。お気軽にご相談ください。
 
カバーと羽毛布団を結ぶループの数と位置
羽毛布団のことなら グートンにお任せ!

羽毛ふとん専門工房/グートンは、皆様が快適にお使いいただける羽毛ふとんを自社製造して販売しております。

【新調品の羽毛布団】

羽毛ふとんは世界中から厳選した羽毛天然然素材100%の側生地を取り扱い各種サイズの羽毛布団を取り揃えています。

羽毛クラス★7 逸品アイダーダックダウン98%
羽毛クラス★7 【数量限定】逸品スーペリアマザーグース98%
羽毛クラス★6 【数量限定】最高品質 ポーランド産ファイネストマザーグース95%

羽毛クラス★6 最高品質マザーグース95%
羽毛クラス★5 高品質ホワイトグース93%
羽毛クラス★4 上質ホワイトグース93%
羽毛クラス★3 上質
ホワイトダック93%

なお、お客様のご要望に合わせてサイズ・厚み・仕様・種類など羽毛ふとんを1枚1枚製造しておりますので、長身の方にはロングロングサイズの丈長230cm超丈長250cmの羽毛布団や、キングサイズよりもさらに幅の広いワイドキングサイズ250x210cm等も取り揃え、さらに、お客様のお好みの通りに自在に作れるオーダーメイド・別注システムも導入していますので、お客様ご要望やお好み100%でサイズや厚みや仕様・種類を自在にカスタマイズも出来ます
また、側生地が綿100%のご自宅で丸洗いができる「洗える羽毛ふとん」も取り揃えております。

【羽毛ふとんのリフォーム及びメンテナンス】

ご購入後のメンテナンスとして羽毛ふとんのリフォーム(打ち直し)も当社の羽毛工房にて行っています。

羽毛ふとんのリフォームは、まずお預かりした羽毛布団を羽毛診断室にて「羽毛布団の診断」を行い、お客様とご相談をしてからリフォームを致します。

羽毛布団リフォームもオーダーシステムを採用していますので、お好みのサイズや種類・仕様の羽毛布団にリフォームすることが出来ます。
補充する羽毛の種類や羽毛量そして側生地なども選べて、使われる方の体質やお住まいの環境に合わせてお好きな羽毛ふとんにリフォームが可能です。

リフォームコースの種類

プレミアムコース「プレミアムダウンウォッシュ加工」5年以上ご使用の方にオススメ。

スチーム・除じんコース 2~3年程ご使用の方にオススメ。

側生地のみ交換コース ご使用年数が少なく側生地のみ新しくしたい方にオススメ。

当社のリフォームした事例も是非ご覧いただきご参考ください。

 
羽毛ふとん専門工房の出口雅昭です。お気軽にお尋ねください。
羽毛ふとん専門工房/グートン
代表 出口雅昭
羽毛製品アドバイザー
羽毛診断士ダウンプロフェッサー
グートンのスタッフ一同
ご来店心よりお待ち致しております!