羽毛布団をリフォームされる理由は? | |
東京都世田谷区より「母の形見の羽毛布団で30年くらい経っていると思うのですが、とても大切にしたくて色々とネットで調べてて、羽毛布団はサギの様な話が多くて、リフォームで中身の入れ替えとかがある⁉と聞いていて長い間考えていたのですが…、グートンさんは自分の所でリフォームをしてるので安心かな⁉と思い電話をしました」と言われました。 先ずは羽毛布団の状態を確認する為に、羽毛布団を四つ折りにした時の高さや、品質表示ラベルの内容等をお聞きし、未だ充分に膨らみもありダウン率90%の羽毛が1.5kg入っている羽毛布団との事でした。 次にリフォームをしてどの様な羽毛布団に仕立て上げるのかをお聞きして、同じシングルサイズの羽毛布団を希望されましたので、シングルからシングルにリフォームをした場合のお見積りをさせて頂き、概ねの料金をご理解いただき、無料の「梱包キット」をお届けして羽毛布団を送って頂きました。 |
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羽毛布団の診断結果は? | |
届いた羽毛布団は、2層式「3x4・4x5マス」のシングルサイズで、お布団の中のマチと呼ばれる縫製が外れてマス目が取れて羽毛がお布団の中で片寄っている状態でした。 これでは羽毛がお布団の中で移動して羽毛の有る所と無い所が出来て暖かくありません。 「写真参照」 品質表示ラベルは少し薄くなって見えにくいですが、側生地は綿100%使用、羽毛はダウン90%が1.5kg入っているとなんとか確認はできました。 側生地からの羽毛の吹き出しは見られませんでした。 四つ折りにした時の羽毛布団の高さは45cmほどもあり、未だお布団には膨らみがあります。 次に、中の羽毛を少量「1g」取り出して状態を確認しました。 30年ほど経っていると言う事でしたが、取り出した中の羽毛はご覧のとおりの状態でした。 羽毛の汚れは少なく、羽毛同士の絡まりと毛玉も少しある状態でしたが、ファイバーが比較的少なく羽毛のクラスは★5クラスのホワイトグースで、羽毛の「傷み度はC」と診断されてリフォーム可能と確認できました。 |
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羽毛布団をリフォームして どの様な羽毛布団に仕上げますか? | |
羽毛診断の結果を報告してリフォーム詳細の打ち合わせをしました。 既存の羽毛布団は、寒冷地仕様で寒がりの方に人気の2層式キルト縫製でしたので、この特性を説明して、次にお使いになられる方も「私も寒がりなのですが…!」との事でしたので、当社の少し厚めで寒がりの方にオススメのマチの高さを10cmにした側生地をオススメしてご了解を頂きました。 生地には一番人気の80番手サテン織地の無地でホワイト色を選ばれました。 羽毛ふとんは、既存の羽毛量が1.5kg入りの2層式キルトでしたので、仕上げの羽毛量はプレミアムダウンウォッシュ加工の仕上り後に仕上がった再生羽毛量を確認してから決める事になりました。 洗浄加工後の再生された羽毛量は1.14kgでしたので、この結果をお客様へ連絡をして、補充する羽毛の種類は同等クラスのポーランド産コウダ種ホワイトグースダウン93%を260g補充をして1.4kg入りで仕上げる事に決まりました。 |
・今回のリフォームのコース | |
・プレミアム コース 「プレミアム ダウンウォッシュ仕上げ」 ■加工方法:先ず、初めに羽毛布団を解体して中の羽毛を取り出します。 そして、その羽毛を水と洗剤とで直に洗浄して、除塵及び乾燥加工を施して羽毛を再生させます。 その再生された羽毛をお選びいただいた新しい側生地に入れて仕上げます。 側生地も生地から縫製して仕立てますので、サイズの変更や仕様・種類の変更・枚数の増減など、ご希望の羽毛布団にリフォームが出来ます。もし、羽毛量が足りない場合には、補充する新しい羽毛を選び補充量を相談しながら仕立てます。 |
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・今回のリフォーム価格の詳細 | |
シングルからシングルにリフォーム ・羽毛布団の解体費:シングル@¥3300、 ・羽毛洗浄費:1.5kgまで¥12100、 ・新調の側生地:80番手サテン織 シングル¥23760と寒がりの方用キルト縫製費¥1100、 ・羽毛の充填加工費:シングル@¥3300、 ・足し羽毛:ポーランド産コウダ種ホワイトグースダウンを260g足して、@¥8800x2.6=¥22880, ■合計金額は、¥66,440.-(税込み価格)となりました。 |
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・その他 | |
寒がりの方用に厚い目の冬用の羽毛布団に仕上げました。 |
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羽毛ふとん専門工房 / グートン
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