香川県高松市の奥様よりお電話頂き、内容はご使用年数が約10年程の羽毛布団の羽毛が吹き出してどうにもならなく困っているとの事でした。
その際に今のダブルの合い掛けふとん（1.4ｋｇ入）を次はシングルで同じ合い掛けふとんにリフォームをされたいとのご希望を頂きました。

ご覧のように羽毛の吹き出しが大変多い場合は、カバーを掛けたまま送って頂いてＯＫです。
この状態で診断をさせて頂き、このまま解体加工にかかります。
羽毛の吹き出しが多いお客様にはこの様にカバーを掛けたままお送り頂きます。
カバーは羽毛を取り除き、ご返却させて頂きます。

このお布団の側生地の縫製は、立体キルトのマチ（高さ）のテープが糸で縫い付けているのではなく、圧着（熱処理）テープですので、ある程度の年数が経つとほとんど一斉に外れてきます。
そうすると、羽毛の移動があちこちに起こり、羽毛の偏りがひどくなり使い勝手が悪くなります。
更に側生地の縫い目や消耗で吹き出しが始まります。

次のシングルも同じ合い掛けで、充填量は1.0ｋｇでリフォームさせて頂きます。
洗浄後の羽毛量が1.2ｋｇでしたので、残る200ｇは近々2回目のリフォームをご予定頂いてるとの事。
その際の足し羽毛用としてそれまで当店にて保管させて頂く事になりました。

【今回のリフォームの詳細】　 
・羽毛布団を解体して羽毛を取り出す加工費：ダブル￥5,000
・取り出した羽毛を「プレミアム ダウンウォッシュ」加工費：ダブル1.4ｋｇ￥12,000
・新調の側生地 アメリカ超長綿「スーピマ」80番手：シングル￥20,000
・新しい側生地へ羽毛を充填する加工費：シングル￥4,000
・補充の羽毛：なし
･･･合計金額は￥41,000.-となりました。
ありがとうございました。