リフォーム前
・羽毛布団をリフォームされる理由は?
尼崎市にお住いのT様は「結婚した時に買った羽毛布団なのでもう30年使っています。一度無料診断してもらえますか?」と、羽毛布団をご持参されました。

「もしリフォームが出来るなら、同じ様にシングル2枚にしたい。」との事です。
ただ、この羽毛布団を夏も冬も一年中この羽毛布団を使われているとの事で、かなりヘタっている状態でお布団には厚みがありません。

・羽毛布団の診断結果は?
羽毛布団の厚みは四つ畳みにして17cmでした。


少し生地からファイバー羽毛の吹き出しも見られます。
羽毛布団から取り出した羽毛は、2枚共に毛切れしたファイバーが非常に多くて羽毛は壊れている状態でした。

この状態の羽毛はもう元のダウン状の羽生には戻すことが出来ません。
診断結果の羽毛の傷み度は「Eランク」としリフォーム不可と診断しました。
・羽毛布団をリフォームして どの様な羽毛布団に仕上げますか?
診断結果が「リフォーム不可」でしたので、取り出した羽毛サンプルをご覧いただきながら何故リフォームに適さないのかをご説明をさせていただきました。
ご納得を頂いて、新しい羽毛布団の買い替えをご検討いただきました。
リフォーム後
≪お買い換えになった羽毛ふとん≫

《ご購入された羽毛布団の詳細》 2021年 12月 12日
★上質レギュラーグースの羽毛布団
サイズ:150x210cm
羽 毛:中国安徽省産ライオンヘッドグース ダウン93%
羽毛量:1,100g
側生地:80番手平織生地
キルト:5x6マス
枚 数:1枚

ご購入金額:¥67,980.-(税込み価格)
 

 この度は、リフォームが出来ずとても残念でしたが、新しい羽毛布団をご購入頂きまして誠にありがとうございました。

ご結婚で買われ長い間使われたとても愛着のある羽毛布団と仰ったのにとても残念でしたが、診断の結果リフォームはお薦めが出来ませんでした。最後に奥様がお布団をカメラで撮られたお姿は、お母さまが娘に買われた思いのい感謝の心の現れだと感動しました。

 この度お買い求めになられた羽毛布団は、当社の上質レギュラーグースであるライオンヘッドグースの羽毛布団です。とても上質な羽毛が入っておりますので、これからも快適にお使いいただける羽毛布団になると思います。

今後のお手入れ方法やメンテナンス等につきましては、何なりとご相談くださいませ。この度は誠にありがとうございました。

 羽毛ふとん専門工房/グートン 出口雅昭
 
※事例に掲載されている価格は以前のものであり、現在は見直しが行われている場合がございます。
最新の価格情報をお求めの際は、どうぞお気軽にお問い合わせください。

 
【リフォームが出来なかった羽毛布団】
 

全ての羽毛布団がリフォーム出来るとは限りません。

羽毛布団は「リフォーム自体が不可」の場合と、「リフォームをお勧めできない」場合の2通りがございます。

■リフォーム自体が不可な場合
ダウン70%以下の場合、フェザー30%以上となります。
フェザー(羽根)は洗浄しても再生する事が出来ない為、ダウン率が70%以下の羽毛はリフォームをお受けすることが出来ません。

また、ダウン率が70%以下の羽毛布団は、同品質の羽毛布団を購入する方がリフォーム料金よりもお得な場合がほとんどです。

■リフォームをお勧めできない場合
ダウン80%以上の羽毛布団でも、羽毛が酷く傷んでしまっている場合はリフォームをお勧めしておりません。
羽毛が酷く傷んでしまっている場合は、リフォームで洗浄しても保温性のあるダウンに再生できません。
ダウンに膨らむ力が無いと、せっかくリフォームしてもすぐにヘタって快適性を損なってしまいます。

その為、羽毛が再生できないほど傷んでしまっている場合は、リフォームをお勧めしておりません。
リフォーム金額と仕上がりの羽毛布団の質を考慮すると、買い換えの方がお勧めとなります。

ただし、想い出のある羽毛布団や形見の羽毛布団でどうしても残して使いたい羽毛布団の場合は、お客様へご相談・ご了承の上でリフォームをさせて頂きます。
どうぞお気軽にお尋ねください!
グートンでは、羽毛布団の無料診断を行っています。
 
  • 表示が消えてしまっている
  • 古くて何年使用か分からない
  • 生地が破れて表示が読めない
こんな場合は、是非「羽毛布団の無料診断」サービスをご利用ください。

 


■自宅で出来る「かんたんな羽毛布団の診断方法」

①4つ折りにして厚み(高さ)が35cm以上の高さがある
(冬用の羽毛布団の場合)

羽毛布団を4つ折りにして、上から押さえずに羽毛布団の高さが35cm以上の高さ厚みがあると中の羽毛が再生できる可能性が高いです。
春秋用合掛けや夏用肌掛け、またアイダーダック羽毛布団は診断基準が異なります。




ダウン80%以上の羽毛
(羽毛布団のサイドにあるラベル(品質表示ラベル)に記載されています)



③使用年数及び購入年数の確認

羽毛布団は10~12年くらいでリフォームするのが理想です。
15年を超えると羽毛が傷みすぎてしまい、お勧めできない場合があります。

羽毛が傷みすぎて粉々になった状態

以上、の3ポイントをチェックしてみてください。
 

羽毛布団リフォームのことなら、羽毛診断士ダウンプロフェッサーのスタッフがご相談を承ります。
お気軽にご連絡ください。​







LINEからのご相談も承っております。ご利用くださいませ。





「皆様からのご連絡を、心よりお待ちしております!」

羽毛ふとん専門工房 / グートン
スタッフ一同


「リフォームが出来ない」 のその他の事例