リフォーム前
三重県鈴鹿市より、20年以上ご使用の冬用の羽毛布団を出来ればリフォーム(打ち直し)したいと、メールでのお問い合わせ。
15年以上のご使用の際には、羽毛布団の状態をあらかた判断する為に、必ず羽毛布団を四つ折りにした時の高さをお聞きしています。
決して使用年数だけでリフォームが可能か不可能かは決まりません。が、20年以上となると羽毛の傷みはあると予想されます。
お客様より四つ折りの高さは、約11cmとの事・・・「これは、とてもきびしい・・・!」そこで、お客様より送料元払いにて送るので、「羽毛布団の診断」をしてほしいとのご要望を頂きました。
お客様にとってのこの羽毛布団は、おばあ様に頂いた思い出の羽毛布団である事をお聞きし、できるなら打ち直しをしたいとの強い思いでした。

が、実際にお布団が届き、中の羽毛(ダウン)を診断させて頂いた結果は、ほとんど羽毛ダウンボール状の形状は無く、その様な羽毛を除塵加工やプレミアムダウンウォッシュ洗浄加工しますと、ほとんど羽毛が残りません。
大変つらい診断結果ではありますが、その旨お伝えさせて頂き、リフォーム不可との事で、処分させて頂く事となりました。
リフォーム後
羽毛布団は基本リフォームできます!が、使用年数にともなって10年位過ぎると羽毛の傷みが進んで羽毛布団の快適性が低くなってきます。ぜひ、羽毛布団打ち直しは、10年ごろを目処にお使いの羽毛布団をチェックしてみてください。
傷み始めた頃ですと、羽毛の目減り量も少なく、リフォームが出来、結果、快適性のある羽毛布団で長くお使い頂けます。
※事例に掲載されている価格は以前のものであり、現在は見直しが行われている場合がございます。
最新の価格情報をお求めの際は、どうぞお気軽にお問い合わせください。

 
【リフォームが出来なかった羽毛布団】
 

全ての羽毛布団がリフォーム出来るとは限りません。

羽毛布団は「リフォーム自体が不可」の場合と、「リフォームをお勧めできない」場合の2通りがございます。

■リフォーム自体が不可な場合
ダウン70%以下の場合、フェザー30%以上となります。
フェザー(羽根)は洗浄しても再生する事が出来ない為、ダウン率が70%以下の羽毛はリフォームをお受けすることが出来ません。

また、ダウン率が70%以下の羽毛布団は、同品質の羽毛布団を購入する方がリフォーム料金よりもお得な場合がほとんどです。

■リフォームをお勧めできない場合
ダウン80%以上の羽毛布団でも、羽毛が酷く傷んでしまっている場合はリフォームをお勧めしておりません。
羽毛が酷く傷んでしまっている場合は、リフォームで洗浄しても保温性のあるダウンに再生できません。
ダウンに膨らむ力が無いと、せっかくリフォームしてもすぐにヘタって快適性を損なってしまいます。

その為、羽毛が再生できないほど傷んでしまっている場合は、リフォームをお勧めしておりません。
リフォーム金額と仕上がりの羽毛布団の質を考慮すると、買い換えの方がお勧めとなります。

ただし、想い出のある羽毛布団や形見の羽毛布団でどうしても残して使いたい羽毛布団の場合は、お客様へご相談・ご了承の上でリフォームをさせて頂きます。
どうぞお気軽にお尋ねください!
グートンでは、羽毛布団の無料診断を行っています。
 
  • 表示が消えてしまっている
  • 古くて何年使用か分からない
  • 生地が破れて表示が読めない
こんな場合は、是非「羽毛布団の無料診断」サービスをご利用ください。

 


■自宅で出来る「かんたんな羽毛布団の診断方法」

①4つ折りにして厚み(高さ)が35cm以上の高さがある
(冬用の羽毛布団の場合)

羽毛布団を4つ折りにして、上から押さえずに羽毛布団の高さが35cm以上の高さ厚みがあると中の羽毛が再生できる可能性が高いです。
春秋用合掛けや夏用肌掛け、またアイダーダック羽毛布団は診断基準が異なります。




ダウン80%以上の羽毛
(羽毛布団のサイドにあるラベル(品質表示ラベル)に記載されています)



③使用年数及び購入年数の確認

羽毛布団は10~12年くらいでリフォームするのが理想です。
15年を超えると羽毛が傷みすぎてしまい、お勧めできない場合があります。

羽毛が傷みすぎて粉々になった状態

以上、の3ポイントをチェックしてみてください。
 

羽毛布団リフォームのことなら、羽毛診断士ダウンプロフェッサーのスタッフがご相談を承ります。
お気軽にご連絡ください。​







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「皆様からのご連絡を、心よりお待ちしております!」

羽毛ふとん専門工房 / グートン
スタッフ一同


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