リフォーム前
・羽毛布団をリフォームされる理由は?
兵庫県 神戸市北区より「結婚の時に買ってもらった羽毛布団がリフォーム出来るなら、今度は丈の長い羽毛布団にしてほしいのですが、一度診てもらえますか?」と、ダブルサイズの羽毛布団を持ってこられました。
使用年数は24年ほどで、寒いのでダブルの羽毛布団を身体に巻いて一人でお使いとのことでした。早速羽毛布団の診断をすることになりました。
・リフォームする羽毛布団の診断結果は、
ダブルの羽毛布団をカバンから取り出して、羽毛診断室にて羽毛布団を広げて、羽毛布団を4つ畳みにしたところ、羽毛布団の高さは約25cmで、中綿の羽毛も所々偏っている状態でした。
中綿の羽毛を取り出して診ますと、羽毛のファイバーとても多く見られ、毛玉も数多くあり、羽毛の傷み度「DEランク」でリフォーム不可と診断しました。
・羽毛布団をリフォームして どの様な羽毛布団に仕上げますか?
この様に中綿の羽毛の傷みが多くて、羽毛の再生が難しい場合は、仕上がる羽毛布団は良くないので、リフォームをオススメ出来ません。その場合には「リフォーム不可」とお伝えしております。

お客様には「この羽毛布団をリフォームをした場合、洗浄と除塵加工で排除される羽毛(傷んだ羽毛やキョ雑物など)が多く、羽毛のパワーも復活しにくく、補充する足し羽毛量も多く必要になり、リフォーム費用が高くなり、仕上がった羽毛布団の耐用年数は短く、カサも当初の羽毛布団より低い羽毛布団になります。」と、ご説明をさせていただいてご理解いただいております。

もし、このダブルの羽毛布団を同じダブルサイズにリフォームをすれば、リフォーム費用は¥50,000.-ほどは掛かり、次回のリフォームの保証は出来ないです。
しかし、買い替えで羽毛布団をご購入されますと「10年は快適にお使いいただけて、10年後にリフォームも出来る羽毛布団が買えます。」と、ご説明もさせていただきました。
リフォーム後
お客様がお住まいの神戸市北区は、山間に囲まれた長閑な街で、冬には冷え込み寒い地域になります。なので、「羽毛布団は足元でぐるっと折って足に巻きつけて眠りたい」とのことで、幅広で丈をロングロングサイズの230cmがご希望でした。

そこで、新調の羽毛布団に買い替えた時のお見積りをさせていただきました。
当店では、お客様のご予算に合わせてお買求めいただけるように、プレミアムクラス・ロイヤルクラス・エクセルクラスをご用意させていただいており、今回はロイヤルクラスのロングロングサイズ230cmをお選びいただきました。

《ご購入の羽毛布団の詳細》
★ロイヤルクラス
ロングロングサイズの羽毛布団
サイズ:170x230cm
側生地:アメリカ 超長繊維綿「スーピマ」80番手サテン生地
キルト縫製:エレガント縫製 6x7マス マチ高さ7cm
羽毛の種類:ハンガリー産ホワイトグース ダウン93%
充填量:1,550g入り
ご購入金額:¥113,000.-(税込価格)

カバーリングサービスキャンペーン:ダブルガーゼ 170x230cmをサービスさせていただきました。


 

 この度は、当店の羽毛布団をご購入頂き、誠にありがとうございました。
今後は羽毛布団のご使用方法・お取扱い方法・メンテナンス等につきましては、充分な対応をさせて頂けます。
どうぞご不明な点やご質問がございましたら、お気軽にお問合せくださいませ。
今後とも、ご愛顧のうえ よろしくお願い申し上げます。
ありがとうございました。

  羽毛ふとん専門工房 グートン

 
※事例に掲載されている価格は以前のものであり、現在は見直しが行われている場合がございます。
最新の価格情報をお求めの際は、どうぞお気軽にお問い合わせください。

 
【リフォームが出来なかった羽毛布団】
 

全ての羽毛布団がリフォーム出来るとは限りません。

羽毛布団は「リフォーム自体が不可」の場合と、「リフォームをお勧めできない」場合の2通りがございます。

■リフォーム自体が不可な場合
ダウン70%以下の場合、フェザー30%以上となります。
フェザー(羽根)は洗浄しても再生する事が出来ない為、ダウン率が70%以下の羽毛はリフォームをお受けすることが出来ません。

また、ダウン率が70%以下の羽毛布団は、同品質の羽毛布団を購入する方がリフォーム料金よりもお得な場合がほとんどです。

■リフォームをお勧めできない場合
ダウン80%以上の羽毛布団でも、羽毛が酷く傷んでしまっている場合はリフォームをお勧めしておりません。
羽毛が酷く傷んでしまっている場合は、リフォームで洗浄しても保温性のあるダウンに再生できません。
ダウンに膨らむ力が無いと、せっかくリフォームしてもすぐにヘタって快適性を損なってしまいます。

その為、羽毛が再生できないほど傷んでしまっている場合は、リフォームをお勧めしておりません。
リフォーム金額と仕上がりの羽毛布団の質を考慮すると、買い換えの方がお勧めとなります。

ただし、想い出のある羽毛布団や形見の羽毛布団でどうしても残して使いたい羽毛布団の場合は、お客様へご相談・ご了承の上でリフォームをさせて頂きます。
どうぞお気軽にお尋ねください!
グートンでは、羽毛布団の無料診断を行っています。
 
  • 表示が消えてしまっている
  • 古くて何年使用か分からない
  • 生地が破れて表示が読めない
こんな場合は、是非「羽毛布団の無料診断」サービスをご利用ください。

 


■自宅で出来る「かんたんな羽毛布団の診断方法」

①4つ折りにして厚み(高さ)が35cm以上の高さがある
(冬用の羽毛布団の場合)

羽毛布団を4つ折りにして、上から押さえずに羽毛布団の高さが35cm以上の高さ厚みがあると中の羽毛が再生できる可能性が高いです。
春秋用合掛けや夏用肌掛け、またアイダーダック羽毛布団は診断基準が異なります。




ダウン80%以上の羽毛
(羽毛布団のサイドにあるラベル(品質表示ラベル)に記載されています)



③使用年数及び購入年数の確認

羽毛布団は10~12年くらいでリフォームするのが理想です。
15年を超えると羽毛が傷みすぎてしまい、お勧めできない場合があります。

羽毛が傷みすぎて粉々になった状態

以上、の3ポイントをチェックしてみてください。
 

羽毛布団リフォームのことなら、羽毛診断士ダウンプロフェッサーのスタッフがご相談を承ります。
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「皆様からのご連絡を、心よりお待ちしております!」

羽毛ふとん専門工房 / グートン
スタッフ一同


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