リフォーム前
・羽毛布団をリフォームされる理由は?
今回ご婚礼時に買われた想い入れのある羽毛布団を『長年使用しているのでリフォームが可能かどうか、羽毛のプロの方に診断してもらい、廃棄にするか!を決めたい』という事で当店にお持ち込みされました。
・羽毛布団の診断結果は?
今回お持ちいただいた羽毛布団はダブルサイズで、キルト縫製は5 x 5マスのタイプです。
品質表示には、羽毛はホワイトグース90%が2.0kgと書かれています。
羽毛を診断したところファイバー(羽毛の切れ毛)やピリング(毛が閉じて小さくなった羽毛)が非常に多く、リフォームしても元の状態に戻らない羽毛が多いため、リフォームはお勧め出来ません、と診断して、お客様にご報告をしました。
・羽毛布団をリフォームして どの様な羽毛布団に仕上げますか?
今回、リフォームは断念頂き、ご主人様、奥様共に新調の羽毛ふとんを買い替えされることになりました。
ロイヤルクラスの羽毛布団でセミダブルサイズとシングルサイズをご用意することになりました。
リフォーム後
《買い替えされた羽毛布団の詳細》

ロイヤルクラスの冬掛け羽毛布団

中国 安徽省産 ライオンヘッドグース ダウン93%
■シングル
サイズ:150x210cm
側生地:サテン織80番手超長綿/E8800/ホワイト色
キルト縫製:エレガントキルト縫製 5x6マス、マチ高7cm
羽毛の種類:ライオンヘッドW/G93%
羽毛量:1,200g
ご購入金額:¥82,000.-(税別価格)

■サイズ:170x210cm
側生地:サテン織80番手超長綿/E8800/ホワイト色
キルト縫製:エレガントキルト縫製 5x6マス、マチ高7cm
羽毛の種類:ライオンヘッドW/G93%
羽毛量:1,550g
ご購入金額:¥109,800.-(税別価格)

 この度は、お持ちいただいた羽毛布団は残念ながらリフォームが出来ませんでした。
今回の羽毛の様に、傷み過ぎた羽毛で羽毛布団をリフォームで再生しても、保温性能も低くて、短期間で羽毛布団がヘタってきて、喜んでいただける羽毛布団に仕上がりません。
羽毛布団を毎日快適に長く使っていただくためにも、きっとこちらの方がお得になると思います。
今後のメンテナンス等につきましても充分に対応をさせて頂きますので、今後とも、お気軽にお問合せくださいませ。よろしくお願い申し上げます。
ありがとうございました。

 羽毛ふとん専門工房/グートン
 
※事例に掲載されている価格は以前のものであり、現在は見直しが行われている場合がございます。
最新の価格情報をお求めの際は、どうぞお気軽にお問い合わせください。

 
【リフォームが出来なかった羽毛布団】
 

全ての羽毛布団がリフォーム出来るとは限りません。

羽毛布団は「リフォーム自体が不可」の場合と、「リフォームをお勧めできない」場合の2通りがございます。

■リフォーム自体が不可な場合
ダウン70%以下の場合、フェザー30%以上となります。
フェザー(羽根)は洗浄しても再生する事が出来ない為、ダウン率が70%以下の羽毛はリフォームをお受けすることが出来ません。

また、ダウン率が70%以下の羽毛布団は、同品質の羽毛布団を購入する方がリフォーム料金よりもお得な場合がほとんどです。

■リフォームをお勧めできない場合
ダウン80%以上の羽毛布団でも、羽毛が酷く傷んでしまっている場合はリフォームをお勧めしておりません。
羽毛が酷く傷んでしまっている場合は、リフォームで洗浄しても保温性のあるダウンに再生できません。
ダウンに膨らむ力が無いと、せっかくリフォームしてもすぐにヘタって快適性を損なってしまいます。

その為、羽毛が再生できないほど傷んでしまっている場合は、リフォームをお勧めしておりません。
リフォーム金額と仕上がりの羽毛布団の質を考慮すると、買い換えの方がお勧めとなります。

ただし、想い出のある羽毛布団や形見の羽毛布団でどうしても残して使いたい羽毛布団の場合は、お客様へご相談・ご了承の上でリフォームをさせて頂きます。
どうぞお気軽にお尋ねください!
グートンでは、羽毛布団の無料診断を行っています。
 
  • 表示が消えてしまっている
  • 古くて何年使用か分からない
  • 生地が破れて表示が読めない
こんな場合は、是非「羽毛布団の無料診断」サービスをご利用ください。

 


■自宅で出来る「かんたんな羽毛布団の診断方法」

①4つ折りにして厚み(高さ)が35cm以上の高さがある
(冬用の羽毛布団の場合)

羽毛布団を4つ折りにして、上から押さえずに羽毛布団の高さが35cm以上の高さ厚みがあると中の羽毛が再生できる可能性が高いです。
春秋用合掛けや夏用肌掛け、またアイダーダック羽毛布団は診断基準が異なります。




ダウン80%以上の羽毛
(羽毛布団のサイドにあるラベル(品質表示ラベル)に記載されています)



③使用年数及び購入年数の確認

羽毛布団は10~12年くらいでリフォームするのが理想です。
15年を超えると羽毛が傷みすぎてしまい、お勧めできない場合があります。

羽毛が傷みすぎて粉々になった状態

以上、の3ポイントをチェックしてみてください。
 

羽毛布団リフォームのことなら、羽毛診断士ダウンプロフェッサーのスタッフがご相談を承ります。
お気軽にご連絡ください。​







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「皆様からのご連絡を、心よりお待ちしております!」

羽毛ふとん専門工房 / グートン
スタッフ一同


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