リフォーム前
・羽毛布団をリフォームされる理由は?
兵庫県西宮市より羽毛布団リフォームで羽毛の診断でご来店されました。
お持ち込みされた羽毛布団は、ダブルとシングルの2枚です。もう使用年数は20年以上との事で息子とご夫婦が使われている羽毛布団で、長く使っているしとても愛着があり、家を内装工事してベッドも新しくしたので、それに合わせて羽毛布団もリフォームが出来るならシングル2枚にして使いたい。との事でした。
・羽毛布団の診断結果は?
シングルの羽毛布団は、見た目でもお布団にパワーが無くヘタっている状態でした。取り出した羽毛サンプルも毛切れした羽毛のファイバーがとても多くて、羽毛の傷み度は「DEランク」でリフォーム不可と診断しました。
ダブルの羽毛布団は、未だボリュームがある羽毛布団の様ですが、羽毛の傷みも多いですが、リフォーム出来ない事も無い状態で、羽毛傷み度は「CDランク」でした。
・羽毛布団をリフォームして どの様な羽毛布団に仕上げますか?
羽毛布団は上記のような羽毛の傷みでしたので、シングルは処分されることになり、ダブルの羽毛布団からシングル2枚にリフォームした場合のお見積りをしました。

しかし、この羽毛も傷み度がCDランクなので、洗浄・除塵加工を施して再生された場合に、元の羽毛量が1.8kg(品質表示は薄くなって読めませんので)として、加工後に再生される羽毛量が20%以上は目減りしますので、仕上がる羽毛は1.4kg程度となります。
また、この1.4kgの羽毛を仕上げるのに加工費は、布団の解体費¥3500・洗浄費¥13000で合計¥16,500.-となります。そして、これを使ってシングル2枚に仕上げた場合は、補充する新しい羽毛量は1.2kgが必要になります。

なので、リフォームをされた場合と買い替えをされた場合の差額は、新調される羽毛布団の羽毛をハンガリー産シルバーグース93%「@¥4,500/100g」を選ばれた場合は、1.4kgで¥63,000.-となり、リフォーム羽毛が¥16,500.-で、差額が¥46,500.-となりました。
これらをご説明させていただき、最終的に買い換えをされることになりました。

買い換えられた場合は、中の羽毛は新しい羽毛が100%になりますので、やはり耐久性が高くなり、使われて10年後くらいには再度リフォームも出来る羽毛布団となりますのでお得となります。
リフォーム後
 今回はリフォームがお薦め出来なくて残念でしたが、お買い換えでロイヤルクラスの羽毛布団をご購入頂きまして、誠にありがとうございました。

お買上げいただきました羽毛布団は、側生地には100番手のサテン織地「ラムコ」を使用させていただいております。この生地は、サテン織でも軽くてぬめり感のある柔らかな生地でございます。
また、羽毛はシルバーグースダウンは有色のダウンですが、ダウンボールが大きく保温性の高い優れた羽毛です。
お使いいただくと気に入って頂けると確信しております。

《買い替えでご購入された羽毛布団の詳細》
ロイヤルクラスの羽毛布団
ハンガリー産シルバーグースの冬用 羽毛布団
サイズ:150x210cm
側生地:インド「ラムコ」超長綿 100番手サテン織
キルト縫製:エレガントキルト縫製
羽毛の種類:ハンガリー産シルバーグース ダウン93%
羽毛量:1,150g入り
枚 数:2枚
■ご購入金額:@¥80,750x2枚で¥161,500.-(税別価格)
 

 当店では、お買い求めいただいた羽毛布団の詳細や、今後のお手入れ方法やメンテナンス時期等につきましても、当店にて管理を致しておりますので、リフォーム時期にはご連絡をさせていただきます。ご安心してお使いくださいませ。

何か他にご使用上でご質問等がございましたらお気軽にご連絡ください。
今後とも、よろしくお願い申し上げます。
誠にありがとうございました。

 羽毛ふとん専門工房/グートン/出口雅昭
 
※事例に掲載されている価格は以前のものであり、現在は見直しが行われている場合がございます。
最新の価格情報をお求めの際は、どうぞお気軽にお問い合わせください。

 
【リフォームが出来なかった羽毛布団】
 

全ての羽毛布団がリフォーム出来るとは限りません。

羽毛布団は「リフォーム自体が不可」の場合と、「リフォームをお勧めできない」場合の2通りがございます。

■リフォーム自体が不可な場合
ダウン70%以下の場合、フェザー30%以上となります。
フェザー(羽根)は洗浄しても再生する事が出来ない為、ダウン率が70%以下の羽毛はリフォームをお受けすることが出来ません。

また、ダウン率が70%以下の羽毛布団は、同品質の羽毛布団を購入する方がリフォーム料金よりもお得な場合がほとんどです。

■リフォームをお勧めできない場合
ダウン80%以上の羽毛布団でも、羽毛が酷く傷んでしまっている場合はリフォームをお勧めしておりません。
羽毛が酷く傷んでしまっている場合は、リフォームで洗浄しても保温性のあるダウンに再生できません。
ダウンに膨らむ力が無いと、せっかくリフォームしてもすぐにヘタって快適性を損なってしまいます。

その為、羽毛が再生できないほど傷んでしまっている場合は、リフォームをお勧めしておりません。
リフォーム金額と仕上がりの羽毛布団の質を考慮すると、買い換えの方がお勧めとなります。

ただし、想い出のある羽毛布団や形見の羽毛布団でどうしても残して使いたい羽毛布団の場合は、お客様へご相談・ご了承の上でリフォームをさせて頂きます。
どうぞお気軽にお尋ねください!
グートンでは、羽毛布団の無料診断を行っています。
 
  • 表示が消えてしまっている
  • 古くて何年使用か分からない
  • 生地が破れて表示が読めない
こんな場合は、是非「羽毛布団の無料診断」サービスをご利用ください。

 


■自宅で出来る「かんたんな羽毛布団の診断方法」

①4つ折りにして厚み(高さ)が35cm以上の高さがある
(冬用の羽毛布団の場合)

羽毛布団を4つ折りにして、上から押さえずに羽毛布団の高さが35cm以上の高さ厚みがあると中の羽毛が再生できる可能性が高いです。
春秋用合掛けや夏用肌掛け、またアイダーダック羽毛布団は診断基準が異なります。




ダウン80%以上の羽毛
(羽毛布団のサイドにあるラベル(品質表示ラベル)に記載されています)



③使用年数及び購入年数の確認

羽毛布団は10~12年くらいでリフォームするのが理想です。
15年を超えると羽毛が傷みすぎてしまい、お勧めできない場合があります。

羽毛が傷みすぎて粉々になった状態

以上、の3ポイントをチェックしてみてください。
 

羽毛布団リフォームのことなら、羽毛診断士ダウンプロフェッサーのスタッフがご相談を承ります。
お気軽にご連絡ください。​







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「皆様からのご連絡を、心よりお待ちしております!」

羽毛ふとん専門工房 / グートン
スタッフ一同


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